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2011年5月

2011年5月23日 (月)

「シンクロ二シティー」

「上の、より高いところから来るから奇跡と見へ、偶然と見へるのち゛ゃ。神からの現われであるから、その手順が判らんから偶然と見えるのち゛ゃぞ。偶然の真理さとれと申してあろう。これが判れば大安心。立命。」(ひふみ神示)


この偶然の一致や予知など一般の人でも経験する「うわさをすれば影」や「虫の知らせ」のような出来事のことを心理学者であったユングは「シンクロ二シティー(共時性)」と名づけました。

シンクロ二シティー…この言葉をはじめて聞いたのはスティングの歌でした。もう30年も前ですね。あの頃はPOLICEのスティングのファン(歌のこと)でした。

だからこそこの言葉は印象深く心に残っていて、それが現在ユング心理学を通して、その深さを知ることになったのもシンクロ二シティーでしょうか。

ユングは生涯西洋の人々には理解のできない世界観を持ち続け、それを裏付けてくれるものとして曼荼羅や東洋のタオ(道)学の存在を知り、その世界が自分の求めていた「自己性」(自分の内側にあって、外側にもあり、それらはお互いに関連しあって自己を形成しており、またその自己は過去、未来、現在の自分と繋がっていて、その根っこでは他のあらゆる存在とも繋がっているというもの)をそこに見出したのだと言われています。

こうしてユング心理学は現在のスピリチュアルと言われている世界にまで言及しています。今や、スピリチュアルという言葉は一般的ですが、ユングの時代はまだ少数でした。

そしてこのシンクロ二シティーという現象をユングは次のように分類して説明しています。

1.自分の内面とそこで起きた外側の出来事が一致する場合:
例えばその友人のことを考えていた時にふいに電話が鳴ってそれがその友人からだった。

2.自分の内面と離れた場所で外界の出来事が一致する場合:
透視や千里眼など。

3.自分の内面と未来の外的な出来事が一致する場合:
夢で見たものが現実の世界で本当にあったり(正夢)、予知夢を見るなど。

これを「偶然よ」とか「たまたまよ」と言ってその経験を気に留めないでいることがありますが、次回より意識してみる練習をしてみてください。何か意味のある偶然だという事がわかります。

その偶然から目をそむけなければいつかその意味がわかる時がくるのです。


これらの現象は実際にユングの接していた精神病患者(彼は医者でした)にあったり、彼自身が夢のなかで見たものでした。

精神分析者のように全てを分析することをせずに、クライアントが経験した内容についてどのように感じたかを引き出してクライアント自身を「自己性」の世界にいざなうことがユングの療法でした。

しかし中には頑なにその世界を信じない理性の強いクライアントもおり、そのクライアントは夢の中で、ある人からスカルべ(甲虫―古代エジプトでは縁起のよい虫)の形をした宝石をプレゼントされたと語っていました。その時ユングは「この人の理性の殻を破れるシンクロ二シティーが起こってくれないだろうか」と思っていたところ、診察所の窓になにかがぶつかる音がして、見に行くとなんと甲虫の一種がそこに現れたそうです。

その甲虫をみて、そのクライアントの理性は即座に割れて、それからはスムーズに治療が行われたそうです。

このように現在ではカウンセラーという言い方をしますが、心理カウンセラーは大変スピリチュアルな世界にまで言及しています。西洋と東洋の融合が実現したと言えます。医療の世界でもこのように近い未来には変化していくことでしょう。


ここまできたのですが更にこれにもうひとつ加えて参道(三つの道)としていかなくてはなりません。2つの道では行き詰まってしまいます。それがこれから導かれて起こるシンクロ二シティーから生まれる世界だと思っています。皆様とともにそのためのシンクロ二シティーを起こしてみましょう。

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